







※本書は電子書籍版 ( https://tatsu-zine.com/books/infoshare2 ) から精選した42章に加えて、新たに「インターネット、プラットフォーマー、政府、ネット原住民」を付録として書き下ろしたものを紙書籍化したものです。2018年10月8日発行。
■概要
電子決済と仮想通貨、プライバシー、ブログ、ネットワーク中立性、メイカームーブメント、ハラスメント、シェアエコノミー、ビッグデータ、プライバシー、IoT、AI、VR、プラットフォーム、そしてインターネットの自由――大きく変わり続けるネットワークと情報技術は、私たちの社会と文化に何をもたらし、どのように変えていくのか。
配信拠点がメジャーなソーシャルネットワークに集約されつつある現在にオープンなWebの可能性を探る表題作や、2人のWikipedia編集者の顛末を通してネットと個人の関係性を考える「ネットにしか居場所がないということ」をはじめ、珠玉の50編すべてに「あとがき」を加え、さらに付録A「インターネット、プラットフォーマー、政府、ネット原住民」を追加し、一冊にまとめました。インターネットと社会の未来を考えるには必読の一冊です。(解説: arton)
■目次
第1章 インターネットによる中流階級の破壊をマイクロペイメントが救うか
第2章 生成的な場、ユーザ参加型研究がもたらす多様性、そして巨人の肩
第3章 社会的価値としてのプライバシー(前編)
第4章 社会的価値としてのプライバシー(後編)
第5章 You've Still Got Blog
第6章 「閉じこもるインターネット」に対するセレンディピティの有効性
第7章 ネットワーク中立性の死とともに我々は現在のインターネットを失うのか?
第8章 今年のうちに見ておきたい講演その他(その1):スノーデンと民主主義と自由の未来
第9章 今年のうちに見ておきたい講演その他(その2):Think different. Think Aaron
第10章 2014年はビットコインの年になるか?(別にならんでいい)
第11章 Here, There and Internet Everywhere
第12章 IoTとメイカーとロボットとウェアラブルの交点となるオライリーのSolidカンファレンス
第13章 男だけの世界──Oculus Riftは性差別的か?
第14章 暗く、苦々しく、悲しい話にこそワタシは惹かれる
第15章 Facebookと「信頼」とモルモット
第16章 人民は弱し プラットフォームは強し
第17章 個人ブログ回帰と「大きなインターネット」への忌避感、もしくは、まだTwitterで消耗してるの?
第18章 自動化は我々をバカにする? ニコラス・カーの新刊が再び突く現代人の不安
第19章 邪悪なものが勝利する世界において
第20章 オバマ大統領のネット中立性ルール保護要請の倒錯性と意義
第21章 テック界隈の諸行無常──2014年の振り返りと2015年の予測
第22章 インターネットは我々である:2015年のクルートレイン宣言
第23章 Bitcoin Is Dead. Long Live the Blockchain!
第24章 ビッグデータ時代の犯罪とセキュリティを考えるのに有益な四冊
第25章 IoTを巡る壮大な懐疑論
第26章 思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ
第27章 『羅生門』としてのUber、そしてシェアエコノミー、ギグエコノミー、オンデマンドエコノミー、1099エコノミー(どれやねん)
第28章 ラストスタンド
第29章 20年後:インターネットの自由という夢の死
第30章 反応が良い都市と市民のテクノロジー
第31章 我匿す、ゆえに我あり
第32章 バズワードとその内実──2015年の振り返りと2016年の展望(前編)
第33章 バズワードとその内実──2015年の振り返りと2016年の展望(後編)
第34章 テクノロジースタートアップは経済的不平等に貢献しているか?
第35章 世界に売られた男
第36章 メイカームーブメントの幼年期の終わりと失敗の語り方
第37章 仄暗いウェブの底から
第38章 他人事でないIoTのセキュリティ問題、そして追悼
第39章 ユートピアのキモさと人工知能がもたらす不気味の谷
第40章 もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて
第41章 我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか?
第42章 ネットにしか居場所がないということ
付録A インターネット、プラットフォーマー、政府、ネット原住民
あとがき
解説
■諸注意
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